こんにちは!
アシストエンジニアリングです
「毎朝の通勤時間は1時間でも私の通勤時間って長いの?」
「通勤時間の平均を知って、転職先を選ぶ基準にしたい」
普段何気なく過ごす通勤時間ですが、日本人の平均通勤時間ってどれくらいか気になりませんか?
そこで今回は、平均の通勤時間はどれくらいか、さらに男女別、住居タイプでのちがいもご紹介します
通勤時間の平均は片道約40分
総務省統計局の平成28年「社会生活基本調査」によると、通勤時間の全国平均は1時間19分。片道39.5分です
ちなみに山梨の平均通勤時間は片道22分です
都道府県別ランキング(往復)は、1位神奈川県(1時間45分)、2位千葉県(1時間42分)、3位埼玉県(1時間36分)、4位東京都(1時間34分)で、地方より都市部の方が通勤時間が長くなる傾向がわかりますね
男女の平均通勤時間のちがい
住む地域によって通勤時間に差があることがわかりましたが、男女でもちがいはあるのでしょうか?
実は、男女で通勤時間は異なることがわかっています
男性の平均通勤時間は1時間26分(片道43分)、女性は1時間14分(片道37分)。
つまり女性よりも男性のほうが10分ほど通勤時間が長いのです
では、どうして男女で通勤時間に差がでるのでしょうか?
その答えは「結婚にともなう女性の家事負担増」にあります。
総務省統計局の平成28年版「国民生活基礎調査」によると、1日当たりの家事にかける時間は、男性が44分であるのに対し、女性は3時間22分
つまり、日本の女性は結婚をきっかけに、「家事や育児に費やす時間が増える→長時間通勤をあきらめる→待遇面で妥協した職場で勤務する」という人が多く、それが男女の通勤時間のちがいとして現れたのです。
住居タイプによる平均通勤時間のちがい
賃貸と持ち家という住居タイプによっても平均通勤時間にちがいはあるのでしょうか?
実は、住居タイプによっても通勤時間に差があることが分かっています
総務省統計局の「平成30年度住宅・土地統計調査」によると、賃貸では通勤時間30分未満の世帯数が全体の約61%であるのに対し、持ち家では約48%となっています
つまり「持ち家よりも賃貸のほうが通勤時間は短い」ということがわかります。
ではなぜ、住居タイプで通勤時間に差がでるのでしょうか?
その答えは「住居に対する優先順位のちがい」にあります
賃貸物件は比較的自由に住む場所を選べるため、通勤時間も考慮した選択をする人が多くなります
一方、持ち家の場合、デザインや広さなど、家そのものへの優先順位が高くなりがち
その結果、通勤時間の優先順位が下がり、長い通勤時間になる傾向があるのです。
以上、通勤時間の平均をご紹介しました
お仕事選びの際には、つい職務内容や職場環境、お給料などの「お仕事そのもの」に目がいきがちで、通勤時間は後回しの人も多いでしょう。
しかし、心身ともに健康に過ごすためには「通勤時間」も大切な判断材料の1つです
平均通勤時間を知ることが職業選びの1つのヒントになればうれしいです