こんにちは!
アシストエンジニアリングです
あなたは「日本と海外は働き方に違いがある」と聞いたことはありませんか?
では実際にどんな違いがあるのでしょうか?
前回のアメリカ編に引き続き、今回はドイツとの働き方のちがいをご紹介します
仕事は「量」ではなく「質」
昔から「勤勉さ」という面で日本人とドイツ人の国民性は似ていると言われていますよね
同じように勤勉な国民性だとすると、きっと労働時間も似ていと思うのではないでしょうか?
しかし実際は日本の労働時間が1日7.1時間であるのに対し、ドイツは5.6時間と大きな差ががあるのです
このちがいはなぜでしょう?
実は日本とドイツでは働き方に対する考えがまったく異なります。
日本の労働は、仕事の「量」を求められますが、ドイツで重視されるのは「質」
タイムマネジメントの概念が浸透しているドイツでは、自分に与えられた仕事を高い質で仕上げられれば、たとえ勤務時間が短くても上司からはなにも言われません
むしろ、朝早くから夜遅くまで会社に居続けるほうが仕事ができない人と見なされるのです
企業研修がない
日本では、入社するとまず最初に企業研修がありますよね
研修のおかげで職務経験がない新入社員でも、一から仕事のやり方を教えてもらえます
一方、ドイツには日本のような手厚い企業研修はありません。
ではどうやって仕事の基礎を学ぶのでしょう?
ドイツでは企業研修の代わりにインターンが盛んで、どの企業も学生向けにインターン制度を取り入れています
日本のインターンシップとのちがいは、ドイツでは「学生だから」は通用しません。
みな一般社員と同じ扱いを受けます。
つまりミーティング中には思ったことを発言をしたり、意見があれば上司でさえも提案したりします
このようにして、学生はインターン中に仕事の基礎を学ぶのです。
さらにドイツでは「デュアルシステム」によるスキルアップ制度もあります
こちらは小学4年生の段階で「高校進学」「職人」「実技取得」のどれかを選択し、学生の間にスキル習得を始められるというシステムのことです。
早い段階で特定の職種に必要なスキルや知識が身につけられるとは、おどろきの制度ですね
「個」を重んじる
日本では昔から集団としての「調和」を大切にする文化がありますよね
この「調和」は職場環境にも影響しています。
たとえば、みんなで同じ時間に出勤する。同僚の仕事が終わっていなかったら手伝う。周りに申し訳なくて有給休暇を取りにくいなどです。
一方ドイツで重視されるのは「個」。
たとえば、自分の仕事が終わったらすぐに帰宅。周りに気兼ねせずとりたいときに有休をとる。さらに始業時間が決まっていても、通勤ラッシュで込み合うなら出勤時間をずらすことも可能です
ドイツでは会社への帰属意識は弱く、仕事はあくまでも生活のためのもの、個人の意思や希望を尊重した働き方になっています。
以上、日本とドイツの働き方の違いをご紹介しました
少し視野を広げて海外の働き方を見てみることで、いまある環境のありがたさに気づけたり、これからやるべきことが見えてきたしますね