こんにちは！

アシストエンジニアリングです

毎年この時期に耳にする「確定申告」という言葉。

「確定申告って正直よくわかっていない」

「そもそも私は確定申告の必要があるのかわからない」

そんなあなたのために、この記事では確定申告とはなにか、なぜ必要か、さらに確定申告が必要な人とはどんな人かについて、わかりやすく解説します

確定申告とは

確定申告とは、1年間の所得に対する税金を計算し、国に報告する手続きのことをいいます

1年間の所得に対して予定納税額または源泉徴収税額が多ければ税金の還付が受けられ、納税額が少なければ不足分を納税しなければなりません

確定申告の期限は、通常、毎年2月16日から3月15日までの1か月間です

この期間内に、前年1年間（1月1日から12月31日まで）の所得に関する申告と税金の納付を行う必要があります。

確定申告はなぜ必要？

確定申告が必要な理由は、日本では申告納税方式と呼ばれる税制が採用されているからです

こちらは「原則的に個人が得た収入は自らが正しく税務署に申告し、納税しなければならない」というルールのこと

「でもサラリーマンの私は確定申告したことないけど」
それもそのはず。

サラリーマンは会社で年末調整が実施されているからです

年末調整を行っている場合は、個人で確定申告を行う必要はありません

所得と収入のちがい

確定申告を正しく行う上で重要な「所得」と「収入」のちがい

あなたはこれらのちがいを理解していますか？

まずは「収入」とはなにかを見ていきましょう

「収入」とは、売上や給与など、1年間に得たすべての金額のことを指します

たとえば、給料、アルバイトの賃金、事業からの売上、不動産からの賃貸料などのことです。

つまり収入とは、「いくら稼いだか」という点に焦点を当てています

一方、所得とは、収入から経費を差し引いたあとの金額のことをいいます

たとえば、事業の場合、売上から材料費や人件費、事務所の家賃などの経費を差し引いたものが所得です。

給与所得者の場合は、給与収入から給与所得控除を差し引いた金額が所得となります。

つまり所得とは「手元に残った実際に使えるお金」と考えることができます

そして確定申告では「所得」をもとに税金が計算されることを覚えておきましょう

確定申告が必要な人

確定申告が必要な人はどんな人でしょう？

サラリーマン（給与所得者）と個人事業主に分けてご説明します

1.サラリーマン（給与所得者）の場合
勤務先で年末調整が行われる会社員やパート、アルバイトの方は、会社が源泉徴収を行っているため基本的には確定申告の必要はありません

ただし、特定の条件に該当する場合は確定申告が必要になります。

・1年間の給与収入が2000万円を超える
・副業の所得が年間20万円を超える
・年末調整ができなかった
・2か所以上から給与の支払を受けている
・年の途中で退職し、その後再就職していない
・医療費控除の申請をする

2.個人事業主（自営業、フリーランス）の場合
個人事業主は、所得が48万円以上ある場合は、基本的に確定申告が必要です

なお、所得が48万円以下、または赤字の場合でも、できるだけ確定申告を行う方がよいです

なぜなら、確定申告を行うことで、源泉徴収されていた所得税の還付が受けられることがあったり、確定申告が所得の証明になるため、申告することでその赤字を翌年以降の黒字と相殺することができるからです

以上、確定申告とはなにか、なぜ必要か、さらに確定申告が必要な人について解説しました

「確定申告」とだけ聞くと複雑に感じるかもしれませんが、正しい知識を持つことでスムーズな手続きが可能になります

この記事を通じて、確定申告の意義と必要性について少しでもお役に立てたならうれしく思います