こんにちは!
アシストエンジニアリングです
社会人にとって楽しみなことの1つにボーナスがあります
しかし「ボーナス」と一言でいっても、具体的にいつ支給されるのかわかっていない方も多いはず
そこで今回は、ボーナスが支給されるタイミングや、ボーナスから差し引かれる項目などを詳しく解説します
そもそもボーナスってなに?
会社に勤めていると毎月給与が支払われますが、ボーナスとは、その給与とは別に支払われる特別な一時金のことです
別名「賞与」や「特別手当」などと呼ばれます。
ただし、ボーナスは法律で支給するように定められておりません
そのためボーナスの支給自体がない会社もあります。
「私ってボーナスもらえるのかな?」と不安に思ったら、就業規則をチェックするとよいでしょう。
ちなみに厚生労働省が発表した「毎月勤労統計調査 令和2年夏季賞与」によれば、2020年(令和2年)の夏季ボーナスの平均支給額は383,431円でした
ボーナスは何月にもらえる?
ボーナスが支給されるタイミングは、夏と冬、年に2回のケースが一般的
具体的には民間企業の場合、夏は6月下旬から7月下旬、冬は12月中旬にボーナス支給日を設定している企業がほとんどです
また、ボーナスの支給日に決まりはなく会社が自由に設定できるため、毎月の給与とは別の日をボーナス支給日として設定する会社が多いです。
一方、国家公務員の場合、ボーナスは6月30日と12月10日に支給されることが人事院規則によって決められています
地方公務員の場合は、各自治体の条例によって支給日が決められていますが、基本的には国家公務員と同日、もしくはその前後に設定されています
ボーナスから差し引かれる4つの項目
会社に勤めている場合、毎月の給与明細を見ると、社会保険料などが差し引かれて振り込まれていますよね。
これは、ボーナスも同様です
では具体的にどのような項目がボーナスから差し引かれているのでしょう?
具体的には以下の4項目です。
1.健康保険料
ボーナスにかかる健康保険料率は、毎月の給与から差し引かれる健康保険料と同じ料率で、全国健康保険協会の場合は都道府県別に定められている率が用いられます
2.厚生年金保険料
厚生年金保険料もボーナスの額に厚生年金保険料率を掛けた金額です。
2023年4月現在の厚生年金保険料率は「ボーナスの金額×18.30%」。
しかし実際は勤務先と半分ずつの負担になりますので、9.15%になります
3.雇用保険料
雇用保険料率は、業種によって異なります
2023年度は、一般の事業で0.6%、農林水産・清酒製造事業、建設業で0.7%。
健康保険料や厚生年金保険料と同じく、ボーナスの額をもとに算出されます
4.所得税
所得税はほかの項目と算出方法が異なります
まず税率は、ボーナスが支給される前月の給与から社会保険料を差し引いた金額によって決まります。
そしてその所得税率をボーナスの額に掛けた金額が所得税額です
所得税率は国税庁の「賞与に対する源泉徴収税額の算出率の表(令和 4 年分)」で確認することもできます
ただし、扶養親族の人数によっても税率が変わるので注意が必要です
以上、ボーナスから差し引かれる項目は4つあることがわかりましたね
地域によるちがいは多少あるものの、控除される金額が分かっている健康保険料と厚生年金保険料、雇用保険料だけでも、ボーナスの額の約14.5%程度は引かれると考えておくとよいでしょう
ちなみにボーナスから住民税は差し引かれません
なぜなら住民税は、前年の所得金額をもとに算出され、12分割された住民税額が翌年の6月から翌々年の5月にかけて毎月の給与から差し引かれる仕組みになっているからです
例えば、2023年の1月から12月までの所得金額から算出された住民税は、2024年の6月から2025年の5月までの給与から差し引かれるということ。
以上、ボーナスの支給時期やボーナスから差し引かれる項目についてご紹介しました。
もらえる時期や金額を正しく把握することにより、あなたにとってベストな使い道が見えてくるはずです