こんにちは!
アシストエンジニアリングです
普段何気なく耳にする「月給」と「手取り」。
ちがいはなに?と聞かれると、回答につまる方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、月給20万円の手取りを例に詳しく解説していきます
「月給」と「手取り」ってなにが違う?
月給・・・基本給に役職手当や住宅手当など、毎月固定で支払われる手当を含めた賃金のことただし、残業手当や通勤手当など、状況に応じて変動する手当は含まれません。月給に残業手当や通勤手当などを加えたものは月収といいます。
手取り・・・手元に入ってくる金額のこと税金や保険料などが差し引かれたあと、実際に銀行口座に振り込まれる金額のことです。
月給20万円の手取りは16万円
ずばり!月給20万円の人の手取りは約16万円です
では差額4万円の内訳とはなんでしょう?
・健康保険
・厚生年金
・雇用保険
・介護保険
・所得税
・住民税
それぞれ詳しく見ていきましょう
健康保険料
だいたい全体の5%ほどの金額。
自治体や会社が加入している保険組合によって金額が変わります。医療機関で3割負担で治療を受けられるのは、この健康保険料を支払っているおかげです
厚生年金
さまざまな条件によって変動はしますが、だいたい全体の9%ほどの金額。
年金には2種類あり、20歳以上60歳未満のすべての人が加入する国民年金と、会社で働く人が支払う厚生年金があります。
サラリーマンの場合、国民年金に厚生年金保険が上乗せされるため、なんで「両方払わなきゃいけないの?」と思うかもしれません。でも厚生年金の半分は会社が折半して払ってくれており、厚生年金を支払うおかげで、将来受け取る年金の金額が厚めになるというメリットもあるのです
雇用保険料
だいたい全体の0.3%ほどの金額。
失業した際などに失業給付を受けるための保険料です
介護保険料
40歳以上が対象。
だいたい全体の0.9%ほどの金額。
将来的に介護が必要になった際のための保険料です
所得税
毎年1月1日から12月31日までの1年間のすべての所得から所得控除によって差し引いた金額に、一定の税率を適用して算出される税金のこと。
税率は「超過累進税率」を採用しており、5%~45%の7段階に区分されます。所得が上がれば税率も上がり、所得が下がれば税率も下がるという仕組みです
住民税
あなたが住んでいる都道府県や市区町村に治める税金です。
扶養家族の有無、保険料の支払額や前年度の年収によって金額が決まるため、同じ収入でも住民税はバラバラになります。
1年間の収入が240万円の場合、おおよそ7,000円程度の住民税と考えておけばよいでしょう。(ただし生命保険料控除等で変わる)
ここで1つ注意点住民税は前年の収入に対してかかるものなので、退職後も発生します。忘れたころに支払いがきて焦ったという人も多く、注意が必要です
以上、月給と手取りのちがいや、差額の内訳をご理解いただけましたか?何気なく差し引かれている税金や保険料も、中身や目的を知ると新たな発見がありますね