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2025-07-17

有給休暇中に副業や転職先での勤務はOK?

転職・資格



退職が決まり、有給休暇を消化中。いったいどんな過ごし方をしていますか?有給休暇中の過ごし方にはある程度の自由があり、次の職場のスタート準備や、副業的な活動に充てることも可能です。

ただし、自由に見えても注意すべき法律や社内規定があるのも事実。これから転職を考えている人や、今まさに有休消化中という方も一緒にチェックしていきましょう。

知っておきたい基本のルール

有給休暇は休む自由と権利
まず大前提として、有給休暇は労働者に与えられた「休む権利」です。つまり、休暇中にどこで何をしても、原則として会社が干渉することはできません。法律上、休んでいる間の行動を縛ることはできないため、有休中に副業や転職先の業務に関わること自体は禁止されてはいません。
就業規則には要注意
ただし、注意したいのは現在の勤務先の就業規則や副業禁止規定。たとえ有給中であっても、「在籍中の副業は禁止」とされている会社では、後々トラブルになる可能性もあります。有休中の兼業はグレーゾーンになりやすいため、慎重に判断が必要です。
企業への誠実義務・秘密保持義務にも配慮を
もう一つ注意したいのが、在籍中の「誠実義務」や「機密保持義務」。有給中といえども、まだ会社の一員であることに変わりはないので、業務内容が競合しないか、利益相反にならないかは確認しておくことが大切です。

有給を使って転職活動をするメリット

新しい仕事のスタートがスムーズに
退職日が次の会社の入社日だと、移動や準備でバタバタしがち。
有休をうまく活用しておけば、余裕を持って次の職場に臨むことができます。職場見学やPCの設定、引っ越しが必要な人などにも、有休の活用は非常に有効です。
契約や研修のスタートを柔軟にできる
職場によっては、入社前に契約手続きを済ませたり、リモートでの事前研修を行っている企業もあります。そうした活動も、有給休暇中であればスムーズに対応しやすく、スキルの不安や初日の緊張も軽減できます。
リスクを避けつつ、気持ちの切り替えもできる
有休を活かして準備期間を持つことで、精神的な落ち着きや金銭面の不安の軽減にもつながります。転職活動の最終準備や、短期の研修、副業に挑戦してみるなど、次のキャリアの準備期間として、前向きに使う人が増えています。
有給休暇中に他社で働くこと自体は、法律上は基本的に問題ありません。ただし、現在の勤務先の規定や、誠実義務・秘密保持などに配慮する必要もあります。

有休中を完全な休息として使うのも、次のステージへ自然に移行するための時間として活用するのも、どちらも未来に向けての良いスタートダッシュに向けての一歩となるでしょう。
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